最強幼女のお助け道中〜聖女ですが、自己強化の秘法の副作用で幼女化してしまいました。神器破城槌を振り回しながら、もふもふと一緒に旅を続けます〜
おそらく目の前の獣、いや、こんなことができるということは、やっぱり聖獣なのだろう。
聖獣が発しているに違いない。
「ねぇねぇ。聖獣さん。あなたが今喋ったの? すっごいねぇ!! ねぇ、もっと色々喋ってみて!」
『……は? な、何を言っている!! 訳の分からぬことを言って、我をまやかすつもりだな!?』
「わぁ! ほんと、どうやって聴こえるんだろう? ザードに聞いたら教えてくれるかな? 今度聞いてみなくっちゃ! あ、そうだった。怪我してるだったよね。もっとお話聴きたいから、先に治してあげるね」
『ザードとは誰だ!? 我にこのような傷を付けた者の名前か? 待て!! これ以上近づくなと言うに!!』
「うーん。めんどくさいなぁ。まぁお腹の傷で気が立ってるのかな? 近づかなければいいんでしょ? だったらここからないないしましょーねー。痛いの痛いの飛んでいけー」
私は小さい手で空間越しに聖獣の傷を撫でてあげるように動かしてから、両手を組み、慈母神マーネスに祈りを捧げる。
聖獣が発しているに違いない。
「ねぇねぇ。聖獣さん。あなたが今喋ったの? すっごいねぇ!! ねぇ、もっと色々喋ってみて!」
『……は? な、何を言っている!! 訳の分からぬことを言って、我をまやかすつもりだな!?』
「わぁ! ほんと、どうやって聴こえるんだろう? ザードに聞いたら教えてくれるかな? 今度聞いてみなくっちゃ! あ、そうだった。怪我してるだったよね。もっとお話聴きたいから、先に治してあげるね」
『ザードとは誰だ!? 我にこのような傷を付けた者の名前か? 待て!! これ以上近づくなと言うに!!』
「うーん。めんどくさいなぁ。まぁお腹の傷で気が立ってるのかな? 近づかなければいいんでしょ? だったらここからないないしましょーねー。痛いの痛いの飛んでいけー」
私は小さい手で空間越しに聖獣の傷を撫でてあげるように動かしてから、両手を組み、慈母神マーネスに祈りを捧げる。