最強幼女のお助け道中〜聖女ですが、自己強化の秘法の副作用で幼女化してしまいました。神器破城槌を振り回しながら、もふもふと一緒に旅を続けます〜
しかもアメちゃんが作ってくれた結界のおかげか、一切の風圧も揺れも感じず、乗り心地も格別だ。
馬車や馬は歩くよりも速いけれど、お尻が痛くなっちゃうからね。
「もうすぐ着くぞ」
「え⁉︎ もう?」
走り始めてからそんなに経った気がしない。
ちょっとだけ忘れてしまっていたけれど、やっぱりアメちゃんは神獣なんだな。
「あ! あの黒くてでっかい虫みたいなのがアダマンビートル⁉︎」
私の目線の先には、六本足の黒い甲殻を背負った巨大な昆虫がいた。
頭の先には先端が二つに枝分かれした、立派な角がある。
大きさは小さな家くらいあるだろうか。
確かにこんな大きさな虫の甲殻なんて、相当丈夫に違いない。
「そうだ。動きは遅いが、とにかく甲殻が硬い。あの角も厄介だ。甲殻と同等の硬さを持ち、首を振る速度だけは素早いからな」
「うーん。あんなのブレイブたちだけじゃ、倒すの難しそう! えっと、まだ距離があるのかな?」
私の額からは未だにブレイブたちがいる方角を指し示す光の線が出ている。
馬車や馬は歩くよりも速いけれど、お尻が痛くなっちゃうからね。
「もうすぐ着くぞ」
「え⁉︎ もう?」
走り始めてからそんなに経った気がしない。
ちょっとだけ忘れてしまっていたけれど、やっぱりアメちゃんは神獣なんだな。
「あ! あの黒くてでっかい虫みたいなのがアダマンビートル⁉︎」
私の目線の先には、六本足の黒い甲殻を背負った巨大な昆虫がいた。
頭の先には先端が二つに枝分かれした、立派な角がある。
大きさは小さな家くらいあるだろうか。
確かにこんな大きさな虫の甲殻なんて、相当丈夫に違いない。
「そうだ。動きは遅いが、とにかく甲殻が硬い。あの角も厄介だ。甲殻と同等の硬さを持ち、首を振る速度だけは素早いからな」
「うーん。あんなのブレイブたちだけじゃ、倒すの難しそう! えっと、まだ距離があるのかな?」
私の額からは未だにブレイブたちがいる方角を指し示す光の線が出ている。