先生×私の秘密
自分のクラスにつくと、すでに賑わっていた。


去年とたいして変わらない気がするのは、周りに興味がないから。

誰がいて、誰がいないかなんて知らない。


だから、変わらない気がするのだろう。


変わったのは、教室と2階から3階になったことくらいだと思う。


ドンッ


「あ、ごめんね〜」


誰かとぶつかったかと思えば、軽く謝ってどこかへ行く女の子。

確か、去年も同じクラスだったような…


ぶつかったのなら、軽く謝るんでなくちゃんと目を見て謝って行きなさいよ…

なんて、思っても口には出せない。


だって、私の言葉は誰にも届かないと思うから。
< 2 / 29 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop