先生×私の秘密
「ほら、早く席につけ」

『「は〜い」』


二度目の先生の言葉でみんなは席についていく。

一回で席につけばいいのに。


「今日からよろしくなー」

「え、挨拶短すぎっ!!」


簡単に終わらせる先生に、つっこむ男子。

確かに短すぎる。


「めんどくせぇじゃん?
今更自己紹介なんてらいらねぇじゃん」

「まぁ、知らない人はいないと思うけど」

「だったらいいだろ」


と、先生と男子生徒のやり取りを黙って聞いていた。


先生のことを知らない人なんていないと思う。


先生っぽくなく、歳も近いせいか話しやすいからと男子生徒は誰もが慕っているし

かっこいい!って、話しやすいしかっこいいとか最高!好き!!って女子生徒は言うし


兎に角、男女に慕われる先生。


私には理解できないけど…

できないというか、興味ないからどの先生でもいいし好きとか嫌いとか関係ないし。


なんて考えていた。
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