先生×私の秘密
「いつ係なんて決めたんですか?」


疑問に思ってることを聞いただけなのに、先生は呆れて私を見てくる。

だって、今日から新学期だしホームルームだって雑な先生の挨拶くらいだったじゃん。


「今朝、ホームルームのときに決めただろ」


って言うけど、え?知らないんだけど!


「知りません…」

「お前なぁ…」なんて、呆れながらため息をはく先生。


えぇ?私のせい?

本に集中しすぎて気づかなかっただけ?


「南がしきって決めていたぞ」

「……すみません、記憶にないです」


てか、南って誰?

クラスメイトなんだろうけど。


「兎に角、お前は数学係なの。だから、今日からお前は俺の言うことを全て聞くこと。いいな?」


はぁ?

だからと言って全て聞くなんて、有り得ないから!
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