何度だってキミに、好きを届けたくて。
横断歩道の赤信号で止まっていると、救急車のサイレンが聞こえた。
大きくなるサイレンの音。
……近づいてきている?
私は『なにかあったのかな?』と、他人事のように感じながら救急車が目の前を通り過ぎるのを待った。
横断歩道が青に変わり、市営体育館まであと少しの距離。
体育館が見えてきた。
だけど、なんだか騒がしい……?
不思議に思いながら体育館まで近づくと、目に入ったのは救急車。
もしかして、さっきの救急車?
誰か、倒れたのかな……。
「……るか! ……はるかっ。春佳っ!」
聞き覚えのある声と、その名前。
眞尋くんの声だ。
呼ばれているのは春佳くん?
私は嫌な予感がして救急車の近くまで走った。
私の目に飛び込んできたのは、ぐったりした春佳くんが救急車に乗せられる姿だった。
そしてその近くで春佳くんの名前を呼んでいるのは眞尋くんと愛美さん。
他のバスケ部の部員たちも春佳くんの名前を呼んでいる。
私は思わず、持っていた手提げの鞄を落としてしまった。
大きくなるサイレンの音。
……近づいてきている?
私は『なにかあったのかな?』と、他人事のように感じながら救急車が目の前を通り過ぎるのを待った。
横断歩道が青に変わり、市営体育館まであと少しの距離。
体育館が見えてきた。
だけど、なんだか騒がしい……?
不思議に思いながら体育館まで近づくと、目に入ったのは救急車。
もしかして、さっきの救急車?
誰か、倒れたのかな……。
「……るか! ……はるかっ。春佳っ!」
聞き覚えのある声と、その名前。
眞尋くんの声だ。
呼ばれているのは春佳くん?
私は嫌な予感がして救急車の近くまで走った。
私の目に飛び込んできたのは、ぐったりした春佳くんが救急車に乗せられる姿だった。
そしてその近くで春佳くんの名前を呼んでいるのは眞尋くんと愛美さん。
他のバスケ部の部員たちも春佳くんの名前を呼んでいる。
私は思わず、持っていた手提げの鞄を落としてしまった。