何度だってキミに、好きを届けたくて。
「んじゃ、お前ら! 男女で分かれて、チーム組んで試合始めろー」
チーム……。
この時間が苦手なんだよなぁ。
バスケは5対5で行うスポーツ。
バスケは好きだけど、チームを組むのが苦手。
人見知りで3年になる今もクラスに馴染めていない私がチームを組むなんて過酷すぎる。
だけど、クラスメイト達はすぐに男女で分かれ、仲の良いグループ同士でチームを組み始めた。
「瀧本さーん!」
クラスメイトの女の子の1人が莉緒ちゃんを呼んでいる。
声のする方向を見れば、莉緒ちゃんを呼んだ女の子はすでに4人までチームを組んでいる様子だった。
「あとひとり足りないんだけど、瀧本さん、うちらとチーム組もうよ!」
「え、あー……」
渋い顔をする莉緒ちゃん。
サラサラの黒髪を少しかき乱す。
きっと、莉緒ちゃんのことだから私がひとりになることを心配しているんだろう。
私は莉緒ちゃんとチームを組めるなら組みたかったけど、ワガママ言っても仕方ないよね。
私が我慢すればいい話だし……。
それに、私にコミュニケーション能力が足りないのが悪いんだし。
チーム……。
この時間が苦手なんだよなぁ。
バスケは5対5で行うスポーツ。
バスケは好きだけど、チームを組むのが苦手。
人見知りで3年になる今もクラスに馴染めていない私がチームを組むなんて過酷すぎる。
だけど、クラスメイト達はすぐに男女で分かれ、仲の良いグループ同士でチームを組み始めた。
「瀧本さーん!」
クラスメイトの女の子の1人が莉緒ちゃんを呼んでいる。
声のする方向を見れば、莉緒ちゃんを呼んだ女の子はすでに4人までチームを組んでいる様子だった。
「あとひとり足りないんだけど、瀧本さん、うちらとチーム組もうよ!」
「え、あー……」
渋い顔をする莉緒ちゃん。
サラサラの黒髪を少しかき乱す。
きっと、莉緒ちゃんのことだから私がひとりになることを心配しているんだろう。
私は莉緒ちゃんとチームを組めるなら組みたかったけど、ワガママ言っても仕方ないよね。
私が我慢すればいい話だし……。
それに、私にコミュニケーション能力が足りないのが悪いんだし。