何度だってキミに、好きを届けたくて。
第4章
最優秀賞。
週が明けた月曜日のお昼休み。
私は氷室先生に職員室へと呼び出された。
ふらふらと職員室に向かう私。
朝からふらふら状態の私を心配してくれた莉緒ちゃんが『一緒についていく』と言ってくれたけど、『大丈夫』と断った。
私と眞尋くん以外のクラスメイトは、春佳くんが病気で入院しているということは知らない。
氷室先生が『伊吹は家庭の事情でしばらく休む』とホームルームで伝えていたから。
春佳くんが教室にいなくて寂しがるクラスメイトを私は複雑な思いで見ていた。
気が付けば職員室の前に着いていた。
私は扉をノックしてから、職員室に入った。
「おお、伊織。こっちだ」
氷室先生が手を上げて私を呼んでいる。
私は氷室先生の机に近づいた。
私が立ち止まると、先生は椅子から立ち上がった。
「今から校長室に行くぞ」
「え……?」
そう言って氷室先生は私の横を通り過ぎ、歩き出す。
私は戸惑いながらも慌てて氷室先生についていった。
私は氷室先生に職員室へと呼び出された。
ふらふらと職員室に向かう私。
朝からふらふら状態の私を心配してくれた莉緒ちゃんが『一緒についていく』と言ってくれたけど、『大丈夫』と断った。
私と眞尋くん以外のクラスメイトは、春佳くんが病気で入院しているということは知らない。
氷室先生が『伊吹は家庭の事情でしばらく休む』とホームルームで伝えていたから。
春佳くんが教室にいなくて寂しがるクラスメイトを私は複雑な思いで見ていた。
気が付けば職員室の前に着いていた。
私は扉をノックしてから、職員室に入った。
「おお、伊織。こっちだ」
氷室先生が手を上げて私を呼んでいる。
私は氷室先生の机に近づいた。
私が立ち止まると、先生は椅子から立ち上がった。
「今から校長室に行くぞ」
「え……?」
そう言って氷室先生は私の横を通り過ぎ、歩き出す。
私は戸惑いながらも慌てて氷室先生についていった。