何度だってキミに、好きを届けたくて。
「私は自分に自信がありませんでした。口癖は”私なんか”、でした。……そんな口癖をある日、友達に指摘されました」



眞尋くん。

夕日が差し込む放課後の教室で、少し怒りながら私に言ってくれたよね。

『”私なんか”って言うなよ』って。


あの日以来かな。

私が、”私なんか”って言わなくなったのは。


私にもいいところはたくさんあるって教えてくれたよね。

そんな眞尋くんにも素敵なところはたくさんあるんだよ。


眞尋くんは物事をはっきりと言う。

なにも知らなかった頃の私は、それを”怖い”と思っていたけれど、今は違う。


優しい心があるから。

誰よりも周りの人のことを大切にしているからこそ、包み隠さずはっきりと伝えてくれるんだよね。
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