何度だってキミに、好きを届けたくて。
それもそうだと思う。

内気で引っ込み思案な私が、告白だなんて考えづらいと思う。

振られるのかと考えるのは怖いけど、あの笑顔を他の女の子に向ける日がきてしまうことを考えることのほうがよっぽど怖いのかもしれないと思った。



「今日の放課後、時間あるか聞いてみる」

「今日伝えるの!? 突然すぎない!?」

「うん。でも、タイミングを計っていたら、きっとタイミングを逃しちゃうと思うから」



告白する言葉なんて決まっていないけど、伝えたい気持ちはひとつだけ。

だったら、迷うことなんてないのかもしれない。

勢いだけじゃない、2年も片思いしてきたこの気持ちを伝えたい。



「そっか! うんっ、頑張れ! 私、応援してるからっ」



莉緒ちゃんの心強い言葉に泣きそうになった。


私は今日、春佳くんに想いを伝えるんだ……。
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