何度だってキミに、好きを届けたくて。
「乃亜っ。遅刻するわよ!」



お母さんの声の大きな声がリビングから聞こえた。

私はハッとする。

洗面所の置時計を見れば、急がないと遅刻してしまう時間だった。

慌てて洗面所を飛び出し、リビングに置いてあった鞄を掴み靴を履く。



「行ってきますっ」



私は玄関を飛び出し走り出す。

眩しいくらいの太陽の光を全身に浴びる。

今日もいい天気だ。

太陽も私を応援してくれているような、そんな気がする。


早く学校に行って、春佳くんに声をかけてみよう。

そんなことを思いながら私は、学校まで走った。
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