何度だってキミに、好きを届けたくて。
「次の時間、体育だから着替えに行こうっ」
「あ、体育の授業、忘れてた、」
「えーっ。今日もバスケなのに! 伊吹くんの活躍見れるじゃん!」
「り、莉緒ちゃん……っ」
慌てて春佳くんの姿を確認するけど、春佳くんはすでに体育館に向かっていたようで姿はなかった。
莉緒ちゃんとの会話が春佳くんの耳に入っていなかったことに安心する。
「伊吹くんと普通に話せていたじゃん。良かったねっ」
「うん。莉緒ちゃん、本当にありがとうっ」
「私はなにもしてないよ。乃亜が頑張ったからだよ」
莉緒ちゃんが私のことをずっと見守っていてくれたことが伝わる。
きっと、ホームルーム前に春佳くんと話していたこと、莉緒ちゃんは見ていてくれたんだ。
「莉緒ちゃん」
「ん?」
「私、やっぱり春佳くんのこと諦めきれない」
それは今日、改めて思ったこと。
春佳くんと話すことができなかった1週間は”未練”というかたちで残っていたけれど、今は違う。
春佳くんへの想いは変わらなくて、むしろ、強くなったと思う。
「あ、体育の授業、忘れてた、」
「えーっ。今日もバスケなのに! 伊吹くんの活躍見れるじゃん!」
「り、莉緒ちゃん……っ」
慌てて春佳くんの姿を確認するけど、春佳くんはすでに体育館に向かっていたようで姿はなかった。
莉緒ちゃんとの会話が春佳くんの耳に入っていなかったことに安心する。
「伊吹くんと普通に話せていたじゃん。良かったねっ」
「うん。莉緒ちゃん、本当にありがとうっ」
「私はなにもしてないよ。乃亜が頑張ったからだよ」
莉緒ちゃんが私のことをずっと見守っていてくれたことが伝わる。
きっと、ホームルーム前に春佳くんと話していたこと、莉緒ちゃんは見ていてくれたんだ。
「莉緒ちゃん」
「ん?」
「私、やっぱり春佳くんのこと諦めきれない」
それは今日、改めて思ったこと。
春佳くんと話すことができなかった1週間は”未練”というかたちで残っていたけれど、今は違う。
春佳くんへの想いは変わらなくて、むしろ、強くなったと思う。