何度だってキミに、好きを届けたくて。
応援ムードから諦めムードになっている。
ギャラリーの諦めムードはきっと、コートまで届いている。
だって、さっきまでの気迫が伝わってこない。
このままじゃ、本当に負けちゃう……っ。
「乃亜……」
莉緒ちゃんが心配してくれる。
だけど、今の私は練習試合に集中したくて、私に出来ることを考えたくて、莉緒ちゃんの言葉に答えることが出来なかった。
どうしたら、バスケ部のみんながが頑張れる?
……私たちはなんのために、体育館に来たの?
そう思ったら、私が行動するまでの時間はかからなかった。
ギャラリーの手すりをぎゅっと握る。
すっと、息を吸って私は口を大きく開けた。
「南部中学バスケ部、頑張れーっ!」
私の声は予想以上に体育館に響いた。
ギャラリーが静まり返る。
冷ややかな視線が送られていることは伝わった。
隣にいた莉緒ちゃんも驚いた表情で私を見ていた。
だけど、周りの視線に負けたら応援できなくなる、と自分に言い聞かせて応援を続けた。
ギャラリーの諦めムードはきっと、コートまで届いている。
だって、さっきまでの気迫が伝わってこない。
このままじゃ、本当に負けちゃう……っ。
「乃亜……」
莉緒ちゃんが心配してくれる。
だけど、今の私は練習試合に集中したくて、私に出来ることを考えたくて、莉緒ちゃんの言葉に答えることが出来なかった。
どうしたら、バスケ部のみんながが頑張れる?
……私たちはなんのために、体育館に来たの?
そう思ったら、私が行動するまでの時間はかからなかった。
ギャラリーの手すりをぎゅっと握る。
すっと、息を吸って私は口を大きく開けた。
「南部中学バスケ部、頑張れーっ!」
私の声は予想以上に体育館に響いた。
ギャラリーが静まり返る。
冷ややかな視線が送られていることは伝わった。
隣にいた莉緒ちゃんも驚いた表情で私を見ていた。
だけど、周りの視線に負けたら応援できなくなる、と自分に言い聞かせて応援を続けた。