何度だってキミに、好きを届けたくて。
「まだまだいけるよーっ!」



莉緒ちゃんの大きな声が体育館に響き渡る。

私以上に大きな声。

私も負けずと、応援をする。



「頑張れーっ!」



私たちの応援が、気持ちがギャラリーにいる人たちに伝わったのか、徐々に声を出し始める女の子たち。

最初は恥ずかしさもあったのか、小さな声ではあったけど、みんなで応援すればなにも恥ずかしいことはない。

試合が終わるころにはギャラリーが一体となって、応援コールをしていた。
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