透明の時
透明の時
クリスタル
私の胸を 熱く熱く ほてらせた あの髪のたなびきを
私の心を 散り散りに 砕いたあの瞳の深さは
時間の螺旋階段を ゆるやかに 地球のマグマに 吸い込まれた
この星の 幾億の 時間の堆積のひとつに 私の骨もやがて吸い込まれる
あのクリスタルの一途さは 天空の中で輝き続ける
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