真っ赤ないちごくんの可愛い溺愛
一悟くんがスカートのファスナーに手をかけて、ジ、と降ろす。
わたしは完全に水着の姿になった。
「あー……かわいい……」
獣の目で食い入るようにいろんなところを眺められてしまった。
体温がじわじわと上昇してくる。
見られてもいいし、触られてもいい。
だけど、この熱だけはどうにも恥ずかしかった。
強引に引っ張られ、お風呂の中に入れられる。
すぐにシャワーの水が降り注いできて体全体を濡らした。
「体、洗ってあげる……」
「っ、んん……」
一悟くんの大きな手があちこちを撫で回す。
腕も、太ももも、お腹も……。
身体中を滑る熱い手のひら。
優しく触れてくれているからこそ、くすぐったさが我慢できない。
くらくら、しちゃうよ……。
わたしの足は力をなくして、その場にペタンと座り込んでしまった。
頭上のシャワーが止む。
「……羽入さん」
目の前でしゃがんだ一悟くんは、まだ上の服しか脱いでいない状態だった。
ズボンは水に浸って色が濃くなっている。
動きにくくないのかな。
手を伸ばして彼の膝に手を乗せる。