貴方になりたい
脱衣所に移動すると服を脱ぎ、シャワーを浴びた。
バスタブに浸かった瞬間、聖光が入って来て身体を洗う。


細身ながら引き締まった身体が私を狂わせた。


「聖光好き」
「明日香は可愛いな。
洗ったらベッド行こうか__」
「うん」


お互いの身体を清め、バスタオルで乾かしたら、リビングの先にあるドアを開けた。


そこは、白と黒で統一されたシンプルなベッドルーム。まるで、ホテルのように綺麗で特別な感覚になってしまう。


ベッドに押し倒されると、身体を重ねた。


酔っ払っているはずなのに、襲ってきたのは羞恥心。


「聖光!待って!電気消して!!」
「大丈夫だよ。こうすれば、見えない」


そう言うと、深いキスを落としながら私を抱き締める。


密着しているせいが大好きな聖光の身体も目にする事が出来ない。


ただ、お互いの温もりを感じ合いながら、身体を重ね続けた。


息が苦しい。
心拍数が上がる。


脳に酸素が回らなくなって力を抜いた瞬間、私の全身を愛撫する聖光。


恥ずかしいけど、気持ちよくて恥なんて捨ててしまった。


「もっと、して!」
「いいよ。て、一回目より、柔らかくなったね」



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