貴方になりたい
聖光色に染められたいと本気で思った。


このまま一緒に暮らしたい。
本気でそう思うのに、別れの時間まで後少し。


心の何処かでこのまま一緒に居る事を願ったが、帰る時がやってきた。


すっかり酔いも冷めた状態で服を着替え、聖光に悲願するような視線を送る。


ずっと一緒に居たい__


「なあ、明日香」
「うん?」
「近々一緒に住もうか?」


聖光の言葉が嬉しくて、涙をながしながらこくりこくりと頷いた。

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