貴方になりたい
気が付けば、聖光が住んでいるマンションの最寄り駅まで来ていた。
この時には、職場で有った嫌な事など忘れてしまっている。聖光に会いたい。ただ、それだけで動いていた。
駅から降りると、聖光と来たコンビニが視界にはいる。そこから曖昧な記憶を辿り、聖光と過ごしたマンションを見付けた。
迷惑かな?
でも、会いたくて堪らない。
聖光と過ごした部屋の前に立つとインターフォンに手を伸ばす。
これを押してしまったら後に引けないと、思った瞬間だった。
「明日香!?」
その声が誰かくらいすぐに理解出来る。
その声だけでも聞きたいと、何度願った事か。
「せ、聖光!?」
「なんで、ここにいるの!?」
言ったら引かれるだろうか。でも、仕方ない。
「聖光に会いたくて……」
そう言った瞬間、私を抱き締めてくれた聖光の行動にホッとする。
私は心の何処かで聖光に飽きられてしまったのではないかと、怯えていたのだ。
「明日香は可愛いな」
「あの、ちょっとだけでも話せないかな?」
「勿論いいよ!
でも、今友達が来てるから……、友達も一緒になっちゃうけどいい?」
本当は2人きりが良かったが、聖光と会えるだけで幸せだ。
この時には、職場で有った嫌な事など忘れてしまっている。聖光に会いたい。ただ、それだけで動いていた。
駅から降りると、聖光と来たコンビニが視界にはいる。そこから曖昧な記憶を辿り、聖光と過ごしたマンションを見付けた。
迷惑かな?
でも、会いたくて堪らない。
聖光と過ごした部屋の前に立つとインターフォンに手を伸ばす。
これを押してしまったら後に引けないと、思った瞬間だった。
「明日香!?」
その声が誰かくらいすぐに理解出来る。
その声だけでも聞きたいと、何度願った事か。
「せ、聖光!?」
「なんで、ここにいるの!?」
言ったら引かれるだろうか。でも、仕方ない。
「聖光に会いたくて……」
そう言った瞬間、私を抱き締めてくれた聖光の行動にホッとする。
私は心の何処かで聖光に飽きられてしまったのではないかと、怯えていたのだ。
「明日香は可愛いな」
「あの、ちょっとだけでも話せないかな?」
「勿論いいよ!
でも、今友達が来てるから……、友達も一緒になっちゃうけどいい?」
本当は2人きりが良かったが、聖光と会えるだけで幸せだ。