貴方になりたい
「やばい、俺、明日香とずっと一緒に居たい」
「私も!!」


本当にこのまま時間が止まってしまえばなんて思ってしまう程、幸福感に満ち溢れている。


繰り返される甘い言葉に、脳内はトロトロに溶け始めていた。


だから、聖光に服を脱がされ始めても不快な思いは1ミリも感じない。
ただただ、恍惚を感じていた。


「なあ」
「ん……?」
「マジで、会ったばかりだけど結婚しない?」


それは、生涯を聖光と共にするという事。今の私の腹の底からの願望だ。


「うん……」
「じゃあ、今度指輪買いに行こう……」
「うん……」


完全に服を脱がされ、聖光もスーツを脱いで行く。
ネクタイを外す仕草が堪らないななんて思いながら、ボンヤリと眺めた。


苦しい程にキスをされ、恥ずかしい程に身体を愛撫され、ぼんやりとした頭で聖光を受け入れた。


聖光が好き__
ずっと一緒に居たい__


心も身体も気持ち良くて、幸せの絶頂を感じ続けた。


降り注がれるキスを感じながら、聖光も絶頂を迎えた。


次の日は休日だったから、2人でお酒を飲む事になりコンビニに向かう。
コンビニな歩いて5分くらいの場所に有るらしいから、手を繋いで歩道を歩いた。
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