観念して、俺のものになって
ブルーマウンテン
私は今、数年ぶりに再開した男性に告白されている。
「ずっと、きみが好きだった。
こうしてまた会える日をどれだけ待ち望んでいたか」
愛おしくて仕方ないと言うような表情と蕩けるような甘い声に、ドキッと心臓が跳ね上がった。
いつも飄々とした感じで、
嫌味を言ってくるのに全然違う。
そんな顔されたら、意識しない訳にはいかないじゃない。
「例え首を横に振ろうとも、俺は絶対に諦めないよ。長期戦は得意なんでね」
だって、もう我慢しなくていいのだから。
彼は射るように私を見つめると、大きく笑った。
欲望を前面に出したような、獣の顔をして“私が欲しい”と全身で叫び出している。
しばらく考えてから、私は決意を胸に口を開いた。
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