お願いだから、溺愛しないでっ! ー完璧な お嬢様を目指したいのに、家族&イケメン 毒舌 執事さんからの、甘すぎる溺愛が止まりませんっ!! ー1ー
ー1週間というものは…立ち去るのが早い。
(…どうして…こんなことに…!?)
ー兄 エドラに、ホールの中心に立たされ、踊っていた筈のマレンはー正直、面食らっていた。
ー何故、此処に…。
テリル家の ハイスペックな 執事ーアークが居るのか?
そして、何故彼はー
(…何故私に…。
ダンスを、申し込んでるのおおおぉー!?)
そう。
アークは、あろうことかー只の令嬢の自分に、ダンスを申し込んできたのだ。
ー私は、こんなに地味だというのに…。
※マレンは、自分に対し、ドが付く程の鈍感で、天然である。
…マレンは、心の中で、面食らいながらも。。
「…よ、喜んで…?」
差し出されたアークの手をー恐々、取った。
「…光栄です、マレン様。」
ーアークは、ダンスの申し込みを受けてくれたマレンに対しー甘く微笑む。
「…っ、ええぇっ!?」
ーあの冷静沈着な、アークさんが…私に対して、甘く微笑むなんて!?
ー本当に、此処最近ー何がどうなっているのやら…。
ーマレンは我知らず、その場で、自分の頭を、深く抱え込んだ…。