鳥籠公爵は二度目の初恋を逃がさない〜迷子のモフモフを見つけたら、公爵様に溺愛されました〜
9
「カフェオレしかないんですけど……」
テーブルごしにエリオットと対面するように腰掛けたシュエットに、エリオットがボソボソと「ありがとう」とカフェオレの礼を告げる。
やや俯いた角度から上目遣いでシュエットを見てくる彼は、彼女に捨てられたら終わりだと思っている、哀れな捨て犬のように見えた。
(見た目と中身にギャップがある人なのかしら……?)
もっと自信を持って堂々としていれば良いのに。
高貴そうな見た目をしているのに、態度がおどおどしているせいで台無しになっている。
勿体ないと思っているシュエットの前で、エリオットは背を丸めてカフェオレに息を吹きかけていた。猫舌らしい。
テーブルごしにエリオットと対面するように腰掛けたシュエットに、エリオットがボソボソと「ありがとう」とカフェオレの礼を告げる。
やや俯いた角度から上目遣いでシュエットを見てくる彼は、彼女に捨てられたら終わりだと思っている、哀れな捨て犬のように見えた。
(見た目と中身にギャップがある人なのかしら……?)
もっと自信を持って堂々としていれば良いのに。
高貴そうな見た目をしているのに、態度がおどおどしているせいで台無しになっている。
勿体ないと思っているシュエットの前で、エリオットは背を丸めてカフェオレに息を吹きかけていた。猫舌らしい。