鳥籠公爵は二度目の初恋を逃がさない〜迷子のモフモフを見つけたら、公爵様に溺愛されました〜
10
「わかる。僕だって気になる」
「わかりますか!」
テーブルに手をついたシュエットが、身を乗り出して転移魔術についての考察を熱く語る。
そんな彼女に負けず劣らずの知識で話についてくるエリオットに、彼女は不思議に思った。
だって、おかしい。
彼は、赤点大魔王のエリオットのはずだ。
だというのに、特別カリキュラムで卒業したシュエットの話についてきている。
(でも、遠慮なく議論し合えるのは楽しい)
学園を卒業してフクロウ百貨店の店主になってからは、こういう場から遠のいていた。
「わかりますか!」
テーブルに手をついたシュエットが、身を乗り出して転移魔術についての考察を熱く語る。
そんな彼女に負けず劣らずの知識で話についてくるエリオットに、彼女は不思議に思った。
だって、おかしい。
彼は、赤点大魔王のエリオットのはずだ。
だというのに、特別カリキュラムで卒業したシュエットの話についてきている。
(でも、遠慮なく議論し合えるのは楽しい)
学園を卒業してフクロウ百貨店の店主になってからは、こういう場から遠のいていた。