鳥籠公爵は二度目の初恋を逃がさない〜迷子のモフモフを見つけたら、公爵様に溺愛されました〜
エリオットが戻ってきたことに気付いていたのか、『婚約の書』と『婚姻の書』がベッドのヘッドボードにとまっていた。
エリオットを見るなり、二羽は満足そうに「ホゥ」と鳴きかけてくる。
話はきいていますよ。おめでとうございます、エリオット様。
そんな声が聞こえてきそうな、満足げな顔だ。
本当にそう思っているかはわからないが、満足そうなので良しとする。
エリオットはクローゼットからトランクを取り出すと、着替えを適当に放り込んだ。が、ピタリと動きを止めたかと思うと、トランクの中身を戻してうなり出した。
シュエットが気に入りそうな服はどれだろうか。
恋する乙女のように、エリオットは頭を悩ませる。
まさかそんなことを考えているとは思えない、真剣な表情だ。
エリオットを見るなり、二羽は満足そうに「ホゥ」と鳴きかけてくる。
話はきいていますよ。おめでとうございます、エリオット様。
そんな声が聞こえてきそうな、満足げな顔だ。
本当にそう思っているかはわからないが、満足そうなので良しとする。
エリオットはクローゼットからトランクを取り出すと、着替えを適当に放り込んだ。が、ピタリと動きを止めたかと思うと、トランクの中身を戻してうなり出した。
シュエットが気に入りそうな服はどれだろうか。
恋する乙女のように、エリオットは頭を悩ませる。
まさかそんなことを考えているとは思えない、真剣な表情だ。