鳥籠公爵は二度目の初恋を逃がさない〜迷子のモフモフを見つけたら、公爵様に溺愛されました〜
もしや、嫁選びの書の試練とやらの終わりが見えてきたのだろうか。
期待しながら、手首を見る。だが、ブレスレットに変化は見られなかった。
「本当に、何があったのかしら?」
シュエットの問いに答えるように、眠そうな顔のラパスが「ホホゥ」と鳴く。
「ラパスは何か知っているの?」
ラパスは気怠げにエリオットを見て、それきりそっぽを向いてしまった。
彼が塩対応なのは、今に始まったことではない。
シュエットは気にすることなく「ふぅん」と呟いて、着々と朝食の準備が整っていく食卓を、椅子に腰掛けて眺めた。
期待しながら、手首を見る。だが、ブレスレットに変化は見られなかった。
「本当に、何があったのかしら?」
シュエットの問いに答えるように、眠そうな顔のラパスが「ホホゥ」と鳴く。
「ラパスは何か知っているの?」
ラパスは気怠げにエリオットを見て、それきりそっぽを向いてしまった。
彼が塩対応なのは、今に始まったことではない。
シュエットは気にすることなく「ふぅん」と呟いて、着々と朝食の準備が整っていく食卓を、椅子に腰掛けて眺めた。