鳥籠公爵は二度目の初恋を逃がさない〜迷子のモフモフを見つけたら、公爵様に溺愛されました〜
「今のところ、シュエットを任せられるのはピヴェール様をおいて他はないと思いますわ。彼ほどの魔力をお持ちの方ならば、シュエットの問題も解決できるはずですもの」

 窓の外ではポツリ、ポツリと雨が降り始めていた。

 次第に激しさを増す雨が予兆でありませんようにと願いながら、パングワンは祈るように妻を抱き寄せた。
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