鳥籠公爵は二度目の初恋を逃がさない〜迷子のモフモフを見つけたら、公爵様に溺愛されました〜
 いい子、いい子。

 そう言って、エリオットはまるで子供にするように、シュエットの額に何度もキスを贈る。

(子供扱いされている……というより、甘やかされているみたい?)

 エリオットに甘やかされるのは、とても心地良い。

 嫌だとも思わないし、恥ずかしいとも思わない。

(変なの。まるでエリオットだけが特別みたいじゃない)

 風呂上りのエリオットは温くて、シュエットの意識がトロリと溶け出していく。

 エリオットに抱きしめられたまま、シュエットはいつの間にか眠りに落ちていた。
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