鳥籠公爵は二度目の初恋を逃がさない〜迷子のモフモフを見つけたら、公爵様に溺愛されました〜
6
じゃれあいの延長で、再びカナールがシュエットの頭に手を伸ばした時だった。
「触るな」
不意にシュエットの背後から現れた手が、カナールの腕を掴んだ。
ベリリと音がしそうなくらい強い力で、シュエットをカナールから引き離す。
驚いて素っ頓狂な声を上げる彼女の腰を、エリオットは強引に引き寄せた。
(ここここ、こんなこと、自然にできるような人だった⁈)
シュエットは目を白黒させた。
その頰は、あっという間に熱を持つ。
──触るな。
短い言葉なのに、妙に耳に残る。
凛としていて、言うことを聞きたくなってしまうような強制力があった。
「触るな」
不意にシュエットの背後から現れた手が、カナールの腕を掴んだ。
ベリリと音がしそうなくらい強い力で、シュエットをカナールから引き離す。
驚いて素っ頓狂な声を上げる彼女の腰を、エリオットは強引に引き寄せた。
(ここここ、こんなこと、自然にできるような人だった⁈)
シュエットは目を白黒させた。
その頰は、あっという間に熱を持つ。
──触るな。
短い言葉なのに、妙に耳に残る。
凛としていて、言うことを聞きたくなってしまうような強制力があった。