鳥籠公爵は二度目の初恋を逃がさない〜迷子のモフモフを見つけたら、公爵様に溺愛されました〜
より一層密着することになって、シュエットは居た堪れずに顔を俯ける。
「へぇぇ。オレがシュエットに触ると、あんたはどういう気分になるわけ?」
掴まれ、放り出された腕をヒラヒラとさせながら、カナールは煽るように言葉を放つ。
普段は人懐っこいカナールが、エリオットにはどうして好戦的になっているのかわからない。
シュエットは「これ以上エリオットを刺激しないで」と視線で訴えた。
カナールは何をしたいのだろう。
シュエットの視線に、カナールはちらりと一瞬だけ彼女を見た。
だがすぐに、エリオットに視線を戻してしまう。
「僕はシュエットを……いや、言いたくない」
「あー……うん……なんとなく、わかったから言わなくて良い。綺麗な顔して、おっかないこと考えてるんだな、あんた」
「へぇぇ。オレがシュエットに触ると、あんたはどういう気分になるわけ?」
掴まれ、放り出された腕をヒラヒラとさせながら、カナールは煽るように言葉を放つ。
普段は人懐っこいカナールが、エリオットにはどうして好戦的になっているのかわからない。
シュエットは「これ以上エリオットを刺激しないで」と視線で訴えた。
カナールは何をしたいのだろう。
シュエットの視線に、カナールはちらりと一瞬だけ彼女を見た。
だがすぐに、エリオットに視線を戻してしまう。
「僕はシュエットを……いや、言いたくない」
「あー……うん……なんとなく、わかったから言わなくて良い。綺麗な顔して、おっかないこと考えてるんだな、あんた」