鳥籠公爵は二度目の初恋を逃がさない〜迷子のモフモフを見つけたら、公爵様に溺愛されました〜
(まぶしい)

 慣れたと思っていたはずの美貌に、再びときめくことになるとは。

 彼は、次々に新しい一面を見せてくる。

 だから、シュエットは目が離せない。

 次はどんな顔を見せてくれるだろうとワクワクしてしまうからだ。

 そんな人の隣に立って、見劣りしているのがよくわかる。

 会場に入ってから、付きまとうような視線をひしひしと感じていた。

『あの綺麗な男の人の隣に立っている女は誰?』

 おそらく、そんなことをささやかれているのだろう。

 それにしては、少々生暖かいような気もするけれど。
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