鳥籠公爵は二度目の初恋を逃がさない〜迷子のモフモフを見つけたら、公爵様に溺愛されました〜
6
吹き抜けていく風が火照った体を撫でていく。
抱きかかえられていた体をそっとベンチに下ろされて、シュエットはホッと息を吐いた。
「大丈夫か? 飲み物をもらってこようか?」
エリオットは過保護だ。
ちょっとシュエットが疲れたと思ったら、あっさりダンスを切り上げてしまった。
シュエットはもっともっと踊っていたかったのに。
物足りなそうにしていたシュエットを、エリオットは掬い上げるように抱えて、さっさと広間を後にしてしまった。
子供のようにむくれるシュエットに、エリオットは申し訳なさそうにしながらもなぜか嬉しそう。
抱きかかえられていた体をそっとベンチに下ろされて、シュエットはホッと息を吐いた。
「大丈夫か? 飲み物をもらってこようか?」
エリオットは過保護だ。
ちょっとシュエットが疲れたと思ったら、あっさりダンスを切り上げてしまった。
シュエットはもっともっと踊っていたかったのに。
物足りなそうにしていたシュエットを、エリオットは掬い上げるように抱えて、さっさと広間を後にしてしまった。
子供のようにむくれるシュエットに、エリオットは申し訳なさそうにしながらもなぜか嬉しそう。