鳥籠公爵は二度目の初恋を逃がさない〜迷子のモフモフを見つけたら、公爵様に溺愛されました〜
目の前には被害者、シュエットは加害者。
何をされても文句を言える立場じゃない。
「どうしてもシュエットを諦めきれなかったから、足掻かせてもらっただけだ。でも、シュエットも悪いんだよ? だって君ときたら、僕のことをきちんと拒絶してくれなかった」
「私はさよならって言ったわ。終わりにしましょうって」
「駄目だよ、そんな言葉では。僕は人付き合いが下手なのだから。察するなんて高度なこと、できやしないんだ。僕を完全に拒否するつもりなら、“大嫌いだ”と突き放さないといけなかった」
お望みならば、言ってやるわ!
勢いで口を開き、シュエットは心にもないことを叫ぼうとした。
「だっ、」
しかし、伸ばされてきたエリオットの手が、彼女の唇を塞ぐ。
何をされても文句を言える立場じゃない。
「どうしてもシュエットを諦めきれなかったから、足掻かせてもらっただけだ。でも、シュエットも悪いんだよ? だって君ときたら、僕のことをきちんと拒絶してくれなかった」
「私はさよならって言ったわ。終わりにしましょうって」
「駄目だよ、そんな言葉では。僕は人付き合いが下手なのだから。察するなんて高度なこと、できやしないんだ。僕を完全に拒否するつもりなら、“大嫌いだ”と突き放さないといけなかった」
お望みならば、言ってやるわ!
勢いで口を開き、シュエットは心にもないことを叫ぼうとした。
「だっ、」
しかし、伸ばされてきたエリオットの手が、彼女の唇を塞ぐ。