鳥籠公爵は二度目の初恋を逃がさない〜迷子のモフモフを見つけたら、公爵様に溺愛されました〜
「ごめんなさいね。これくらいで、逃げ出して。あの、嫌なわけじゃないのよ。恥ずかしいだけで。だから、その……」
「大丈夫だよ、シュエット。それくらいで僕が君を嫌いになるわけがない。それよりも、しつこくしてごめんね。ずっと一緒にいた反動からか、君がそばにいないと落ち着かないんだ。特に今日は忙しかったから、君に甘えたくて。良ければ、膝枕をしてもらっても?」
エリオットの提案に、シュエットの顔がパッと華やぐ。
嬉しそうに入ってきた彼女は、定位置になりつつあるソファの端へ腰掛けた。
膝をそろえて、ワンピースのシワを伸ばす。
すっかり準備万端になると、シュエットは嬉しそうな顔をして「さぁどうぞ」と膝をたたいた。
このところシュエットは、エリオットに甘やかされるだけでは物足りないらしい。
甘やかされるだけでなく甘やかしてみたいのだと言った彼女に膝枕を所望したら、それ以来何度もしてくれるようになった。
「大丈夫だよ、シュエット。それくらいで僕が君を嫌いになるわけがない。それよりも、しつこくしてごめんね。ずっと一緒にいた反動からか、君がそばにいないと落ち着かないんだ。特に今日は忙しかったから、君に甘えたくて。良ければ、膝枕をしてもらっても?」
エリオットの提案に、シュエットの顔がパッと華やぐ。
嬉しそうに入ってきた彼女は、定位置になりつつあるソファの端へ腰掛けた。
膝をそろえて、ワンピースのシワを伸ばす。
すっかり準備万端になると、シュエットは嬉しそうな顔をして「さぁどうぞ」と膝をたたいた。
このところシュエットは、エリオットに甘やかされるだけでは物足りないらしい。
甘やかされるだけでなく甘やかしてみたいのだと言った彼女に膝枕を所望したら、それ以来何度もしてくれるようになった。