鳥籠公爵は二度目の初恋を逃がさない〜迷子のモフモフを見つけたら、公爵様に溺愛されました〜
大人の男性が今にも泣きそうな顔をしているなんて、コルモロンに続き本日二度目の衝撃である。
眉も目尻もションボリと下げて情けない顔をしている男は、とてもうそをついているようには思えなかった。
肩に乗っていたラパスが、興味を失ったように店内へ戻っていく。男はシュエットに危害を加えることはない、と彼は判断したのだろう。
「あの……最近、野良フクロウが増えていて、保健所が捕獲しているんです。もしかしたら、お探しのフクロウはそちらで保護されているかもしれません」
「……! 教えてくださり、ありがとうございます! 急ぐんで、じゃあ!」
眉も目尻もションボリと下げて情けない顔をしている男は、とてもうそをついているようには思えなかった。
肩に乗っていたラパスが、興味を失ったように店内へ戻っていく。男はシュエットに危害を加えることはない、と彼は判断したのだろう。
「あの……最近、野良フクロウが増えていて、保健所が捕獲しているんです。もしかしたら、お探しのフクロウはそちらで保護されているかもしれません」
「……! 教えてくださり、ありがとうございます! 急ぐんで、じゃあ!」