鳥籠公爵は二度目の初恋を逃がさない〜迷子のモフモフを見つけたら、公爵様に溺愛されました〜
「兄上が無理やり取り付けてきたのだ。どれも名家のお嬢さんの釣書ばかり。僕なんかにはもったいない。そうだ。もういっそ、おまえが選んでくれよ。おまえは嫁選びの魔導書なのだろう? ピッタリな役目じゃないか」
分かった、そうする。
モリフクロウは釣書なんて目も留めず、ふわりと舞い上がった。
止まり木にいたはずのメンフクロウとシロフクロウも、バサリと羽を広げる。
命じられた彼女たちの仕事は素早かった。
メンフクロウとシロフクロウは突進して窓をこじ開け、モリフクロウが素早く外へと飛んでいく。
分かった、そうする。
モリフクロウは釣書なんて目も留めず、ふわりと舞い上がった。
止まり木にいたはずのメンフクロウとシロフクロウも、バサリと羽を広げる。
命じられた彼女たちの仕事は素早かった。
メンフクロウとシロフクロウは突進して窓をこじ開け、モリフクロウが素早く外へと飛んでいく。