禁じられた恋はその胸にあふれだす
「俺ら、愛し合ってたんじゃないのか?」

「そうだよ。愛し合ってたよ。」

「だったら、俺の側にいてくれよ。」

「もう、終わったの。」


私は、悠真君の顔をやっと見る事ができた。

「もう私達、終わったの。じゃあね。」

私はお店に入ろうとした。

「だったら、やり直そう。」

その言葉に、足を止めてしまう私は弱虫だ。

「終わったって言うんだったら、やり直そう。」

「ダメだってば。」

「何で。」

「あなたには、奥さんがいるでしょう!」

その瞬間、悠真君にキスされた。


「栞には、離婚を切り出している。」

「えっ?」

息が止まりそうだった。
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