禁じられた恋はその胸にあふれだす
想いは溢れて
そしてそれから私達は、部屋に行って今までの隙間を埋めるように愛し合った。

甘い吐息が、部屋中に響き渡る。

昼間から愛し合うなんて、なんて濃密な関係なんだろう。


「はぁはぁはぁ……もう一回。」

「うん。」

悠真君の愛情が、私の身体を押し上げる。

「もう一回……」

目を瞑っている悠真君の頬を包んだ。

「何回でもいいよ。満足するまで抱いて。」

その愛おしいという表情に、私まで顔が綻ぶ。


「栞さんとしてないの?」

「してない。」

「何で?夫婦でしょ。」

「一花を愛してるから。他の女は抱かない。」

胸がジーンとする。


「子供作ろ。」

「ダメだよ。」

「一花との子供が欲しい。」
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