禁じられた恋はその胸にあふれだす
隣町の駅には、30分ぐらいで着いた。

「あっ、一花。」

「悠真君。」

悠真君が駅に迎えに来てくれた。

足取りが重い。

「ごめん。でも、栞と別れるには、大事な事だから。」

「うん。」

私達は、手を繋いで悠真君の家まで向かった。


悠真君の家までは、駅から10分ぐらいの高層マンションにあった。

きっと栞さんと二人で、買ったんだろう。


「栞のご両親には、家で待って貰っているんだ。」

不安な感情が、胸を支配する。

何を言われるんだろう。

「何があっても、俺、一花の味方だから。」

「うん。」

そしてエレベーターに乗り、悠真君の家に入った。

「お待たせしてすみません。」
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