。*;."☆ イケメンを落とす方法 ☆".;*。
「クー子、食うぞ~。」

テーブルの方から私を呼ぶ声。

「はーぃ♪」

私はカレーを抱え台所を出た。

「えっ・・・?いつの間に?」

テーブルの上にはパスタとサラダが並んでいた。

「カレーは夕食用。時間が経った方が美味いんだから。」

「すごーい!この短時間で3品・・・御主なかなかやるのぉ。」

「だから何なんだ!その時々変わる江戸時代風の喋り方は!!」

パクッ!・・・・・パクパクパクパク!!!!

「クー子・・そんなに腹減ってたのか?それとも、あまり家で美味いもん食わせてもらってなかったのか?可哀想に。」

「プハァ~ッ。美味しかったぁ~。はぁ~。幸せ♪ご馳走様でした。」

私は大家さんの物忘れの酷さに少し感謝した。
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