。*;."☆ イケメンを落とす方法 ☆".;*。
私は大荷物のスーツケースをゴロゴロ押しながら、これから新居になるアパートへ向かった。

学校は、いちを都内♪

だけど、家はそこからさらに1時間電車で行ったところ・・・。

さすがに都内の物件は0の桁が一個多くて私には手が出せない。 涙))

それにしても、何なの!この心臓破りの坂!

ハァ・・・ハァ・・・

私は汗だくになりながらアパートの前に着いた。

『 ピンポーン!!! 』

私は大家さんの家のベルを鳴らした。

「はぃはぃ!どちらさんかね?」

中からグルグル眼鏡に頭を薄紫色に染め上げた、今時有り得ねぇだろ~風のおばぁさんが出てきた。

「あの・・ぅ、今日からここにお世話になる工藤です。」

「はぃはぃ、工藤さんね。えーっと・・・工藤さんのお部屋は・・スイートピア302号室・・の・・はず・・・。」

おばぁさんはそう言いながら広告の裏のメモを見ながら鍵を探している。


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