。*;."☆ イケメンを落とす方法 ☆".;*。
「今から学校だろ?」

おいっ!!!ズルッ!!

完璧素通りかよ!

私は突っ込みたい気持ちを必死に抑えながら照れ隠しをしながら駅へ向かった。

一緒に登校なんてカップルみたいジャン♪

私は少し道に迷ったお馬鹿な私に感謝しながら駅の道のりを楽しんだ。

春のそよ風は2人を優しく包み、私に幸せをもたらしてくれる、そんな感覚だった。

この幸せが一生続けばと、願った。

彪吾が私の物にならなくても、彪吾が誰の物にもならなかったら、私はそれで幸せ。

ずっと、同じ部屋で2人仲良く暮らしていければそれだけで満足。

イケテル女への道☆其の二:『決して欲を出さない』

イケテル女には男が勝手に寄ってくるから、欲を出してる暇がないの♪

私はイケテル女になった気分で彪吾の隣を歩きながらそよ風に浸った。
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