総長さま、溺愛中につき。
今の言葉にボッと赤くなる自分がいた。
まだ最初なのにこんなになるなんて…重症かも…
熱い顔をパタパタと仰ぎ、蓮さんから目を逸らす。
そんな私に気づいたのか、蓮さんが意地悪そうに
「ん?由姫、顔が赤いぞ?どうしたんだ?」
と聞いてくる。
「〜〜蓮、さんっ」
「ふっ。悪い」
ぜ、絶対悪いって思ってないっ。
「そんなに俺にキスして欲しいのか?」
「っ、なっ」
ばっと顔を上げると蓮さんの顔のドアップ。
え?
そして、唇に柔らかい感触…
キスされたと理解したのは一瞬時間がかかった。
「ふ、不意打ちはやめてください!」
「由姫が可愛いから仕方ないだろ」
うー…蓮さんっ