首領の妹の恋事情
そう言われてハッと我に返る。

そうだ。こんなことで弱音を吐くな。

目指せはお姉ちゃんに並ぶ梵龍華№2。

下っ端にもかなわなかったら意味がない。

「もう1セットお願いします!!」

「それでこそ私の妹。」

ニカッと笑いながら、地獄のストレッチを続けた。

そして苦労したかいがあったのか、ここ1週間で、下っ端を一人で全員倒せるくらい強くなった。
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