恋の暴露大会
なんて思ったけど周りの女の子たちが怖いし女遊びが激しい男の子とかちょっと怖いし…。

そう考えているうちに教室に着いてしまってガラッとドアを開けるといつも学校に来るのが遅いはずの遥斗がもう教室にいてバチッと目が合う。

いつもなら”おはよ!”と声をかけるのに昨日のことがあったから目をすぐに逸らして挨拶もせずに私は自分の席に座る。

けれど生憎、隣の席は遥斗だからさっきからすんごい視線感じるし無言の圧をかけられている気がする。けど私は絶対に遥斗の方なんか向かないから!!なんて意地でも遥斗を無視するとついに話しかけられる

「ねぇ…」

「……」

「ねぇって言ってんだけど」

「………あートイレ行こ」

そう言ってあからさまに避けて私は走ってトイレに向かってしまう。
< 10 / 20 >

この作品をシェア

pagetop