ブラコンvsシスコン




私は黙ってついて行くと…


「ここ。」


ついた所は学園祭の時に一緒にいた中庭だった。



何するのかな??
ってか!!

「ねぇ、もう授業始まるっ!!」

「授業より大事なことだから!!」

「なにそれ…。」

「いいから、黙って聞いてろっ!!」

「命令形ですか??」

人にお願いする時は敬語だぞっ!!
まったく!!!


「……黙って聞いててください。」



…ドキッ。


真剣な表情をして私を見るシスコンが居て…私はなんでだかドキドキしてる!!??

なにこの気持ちっ!!??



「俺さ……」



ドキッ…ドキッ…ドキッ…


心臓がっ!!!
なんでこんなにドキドキしてるの!?


あぁぁぁ~しかも心臓の音が大きすぎるっっ////



「山下のこと…」

「私のこと???」

「黙ってろって言ったよな…」

「あっ…ごめん。」



つい…しゃべってしまった。



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