ブラコンvsシスコン

・悠輝side



「こっちにもいろいろあるのっ。」


いろいろねぇ…。
めっちゃ怪しい。

こいつが俺のアドなんて知りたいわけねぇーし。

なんかありそうだな。


「そのいろいろの理由はなんだよ。」

「言えるなら簡単に言ってるからっ!!」


簡単な理由じゃないってことか??

女は面倒だな。
…そっか…この俺のアドを知りたい友達に頼まれたとかそっちのパターンか。


「おい。」

「何よ。」

「お前の友達で誰が俺のアドを知りたいんだ??」

「―っ!!!(汗)
なっなっ何言っちゃってんのっ!?」


おぉぉ~焦ってる(笑)
図星だな。


「違うからね!!
でも、私が知りたいって意味じゃないんだけどね。」


意味わかんねぇー。
ってか話してると時間の無駄かもな。


「違うならもうよくね??」

「駄目駄目っ!!!」


歩き出した俺の腕を引っ張ってきやがった。


何が駄目なのかわからねぇ。

「教えなさいよっ!!」


今度は上から目線かよっ。
ムカつくなっ。


「ちゃんとした理由がないなら教えねぇー。」

「ケチ。」

「うぜー。」

「減るもんじゃないんだしいいじゃん。」


「そうそう、教えてあげなよ??」



はぁっ!!??




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