ブラコンvsシスコン


「はぁ??なんだって??」

「怖い…」

「怖いだあ??」

「うん…」

暗闇無理!!
おばけ屋敷も無理!!


「どうすんだよ…。」

「だって…もう出口に向かうしかないんでしょ??」

「まぁ…」

「じゃあ、早く見つけて出よう??」

「うん…」

「早くっ!!」

「わかってるんだけど…そんなに抱きつかれると動けねぇーから。」


えっ……。

あっあっ////


「ごっごっごっごめん!!!」


私…超抱きついてた!?
しっかり抱きついてた!?
恥ずかしい////


「別にいいから。
……………行くぞ。」


私の馬鹿っ!!!
どうしよう…気まずいよぉ~お兄ちゃん助けてぇぇー(涙)




―ガシッ


えっ……。

サーと体の中の血が流れた。


下を見ると…


「きゃぁぁぁぁぁぁっ!!!!!!」


「うわっ!!!
なにしてんだよ!!」


いやぁぁぁぁぁぁ!!!!!



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