ブラコンvsシスコン
「祐。」
「ん??何??」
「自分に正直になるんだよ??」
正直???
私はいつも正直だよ???
「いつもの正直じゃ駄目だからな??」
どーいう意味??
「2人で居れば気づくから♪」
絶対に気づかないよ。
「楽しんできな♪」
あのシスコンと2人なんて楽しめないもん!!!
「遊園地は2人で楽しかっただろ??」
確かに…楽しかったけど。
あれは…たぶん…遊園地だったからで…。
「遊園地だったから楽しかったわけじゃないと俺は思うけどなぁ~」
お兄ちゃんは何が言いたいの??
「まっ!!
一緒に居ればわかるからな??
俺の事は忘れて隣に居る悠輝君のことだけ考えてみな???」
えぇぇぇーそんなの嫌だぁ!!!
「大丈夫!!祐の内心は嫌がってないはずだから♪」
ん~わかんない!!!
「じゃあ、行ってらっしゃい♪」
ニコニコして手を振る2人を見ながら私とシスコンは強制的に一緒に居ることになった。