ブラコンvsシスコン
・悠輝side
朝、学校に来ると珍しく席に座ってるブラコンが居た。
なんでだ??
いつもあの……(汗)
あっ!!!刈谷さん??と絡んでるのに…
ってか…座りにくいなぁ。
でも、いっか…気にするな!!
―ガタッ
椅子を引くとブラコンが一瞬こっちを見て俺と目が合うとすぐに逸らされた。
モヤモヤする!!!
なんで目逸らすんだよ!!
「おい!!」
「なっ何…」
ん???
元気ねぇーな??
「熱でもあんの??」
「はい??何言ってるの??」
「元気ねぇーじゃん??」
「なっ…元気だからっ…。」
……なんでだ???
今日はいまいち絡んでこなくねぇ???
声もいつもより小さいし…。
面白くないなぁ…。
「悠輝~♪」
ん??竜司じゃん…。
「何話してるの??」
「特に何も話してないけど。」
「じゃあ、ちょっと俺と話そうぜ♪」
ニコニコしながら俺の腕にしがみついてきた。
「男のくせにキモいんだよっ!!」
「いいじゃんか~ほら!!行こうぜ♪」